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2020年9月号

ひるね、うたたね、心地いいね。

皆さん、こんにちは。よく食べて、よく眠る。
これがわたしの一年を通しての健康法?(笑)
ですが、食べ物が美味しい秋ももう間近、
とっても楽しみです。

ところで、皆さんはよく眠れてますか?
わたしはお昼を食べたあと、いつもまぶたが重たくなります。

そんな時、ここがスペインだったらいいなぁと思うのです。
そうです、ずっとシエスタに憧れているんです。

シエスタは、スペインの長いお昼休みのこと。
いわゆる昼寝という意味ではなくて、
お昼の休憩のことなのだそうですね。
だから必ずしもお昼寝をしなくてもシエスタっていうのだとか。
お昼の13時くらいから2時間ほど休憩し、昼食をゆっくり楽しみ、
昼寝をして仕事に戻るというスタイルに、
なんて楽で余裕の生活なんだろうと、
羨ましかったのですが、よくよく調べてみると実は、
スペインは日照時間が長く、日の入りが10時近くになるそうで、
昼寝をしたあと、みんな仕事をして、
実質的にはなんと8時間以上しっかり働いているとか。

だから仕事が終わる時間が遅くなり、
夕食や遊びの時間もいれると、眠りにつくのが遅くなって、
結局スペインの人の平均睡眠時間は他のEUの国に比べても短いのだそうです。
なので国全体の経済を考えると仕事の効率が悪く、
最近はシエスタという習慣も見直されているらしいのですね。
やっぱり現実はそう甘くない。

日本にも昼寝の習慣をあらわす言葉があります。
それは「三尺寝」と言われる大工さんや職人さんのお昼休みの昼寝。
いわれは二つあるそうで、
一つは大工さんや職人さんがお昼休みに、
三尺(だいたい90センチくらい)という狭いスペースで昼寝をしたというものと、
お日さまの影が三尺移動するあいだの時間、昼寝をしたというもの。
なんだかのどかで風流な言葉だと思いませんか。

「昼寝をすれば夜中に眠れないのはどういうわけだ~♪」
という歌がありましたが、15~20分くらいの短い昼寝なら、
夜の睡眠にも影響ないそうです。アメリカ航空宇宙局では、
昼に仮眠をとった飛行士は、午後に認知能力が34%、注意力が54%も向上したと報告されているとか。
目をつむって、じっとしているだけでもいいそうなので、
お昼の時間、皆さんも少しのあいだ、まどろんでみませんか。

ちなみにこの「まどろむ」という言葉。
「微睡む」と書きます。微かに、睡る。
微笑みや微風(そよかぜ)と同じようにやさしい感じがして
わたしはすごく好きなのですが、この「まどろむ」というのは、
「目がとろんとなる」、「目とろむ」というのが語源らしく、
とろむは、漢字で瀞むと書き、
「水面などが、波立たないで油を浮かせたように静まった状態になる」という意味です。

居眠りというのと違って、ちょっと品があるようなこの微睡む。
日本語って、意味も音もすごいなぁと思うわたしは、
美味しいものを食べてずっと微睡んでいたい。

でもわたしの場合、夜もしっかり眠れるんですよねぇ。

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