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2021年4月号

ビジネス用語より、こころの言葉を。

こんにちは、社会人2年目でWEB担当の田村です。
人に何かを伝えるということ。
それはとっても難しくて、でも、難しいぶん伝わると、とっても嬉しいですよね。
春から社会人になる人たちは、環境だけでなく使う言葉も変わってきて、
ビジネスマナーや専門用語など、
これまでにあまり使ったことのない『言の葉』たちにも出会うのでしょう。
私もその一人です。

例えば。

「教えてください」が「ご教示いただけますと幸いです」になったり、
「送ってください」が「ご送付のほどよろしくお願い申し上げます」になったり。
初めましての『言の葉』たちに出会った私は素直に、
「なんだか社会人って難しいなぁ」と思いました(笑)

「伝えたい言葉って、もっとシンプルでいいのになぁ」。

社会人になって間もない頃は、そんな風に感じていたので、
一つの言葉にたくさんの意味やニュアンスを持たせたりすることができるビジネス用語が、
便利でなんだかかっこよくて、素敵だなぁと思えるようになったのは、
ビジネス用語がありふれた毎日に慣れてからのことでした。

そんな時に、あいうえるのみんなに出会って、
私の固定概念は引っくり返されたんです。

ある時のこと。

あいうえるのみんなから、ささやかなお願いをされた私は、
「かしこまりました」とお返事をしたんです。
そうしたら、「かしこまるなよ~」って笑って言われて。
ビジネス用語が当たり前になっていた私は、少しびっくりしたんです。
他にも、「こちらの納期はいかがいたしましょうか」って尋ねると、
「業者かよ!」って突っ込まれたり、
「失礼致します」と言うと、「失礼じゃない」と言われたり。

そうやって、あいうえるのみんなと一緒にいると、
言葉本来のあたたかさを思い出したんです。

「ビジネス用語だから使わないといけない」とか、
「もっと素直な感情はあるけれど、適切な専門用語を使って伝えるべきである」だとか、
知らないうちにそう考えて生きてる自分がいて。

もちろん、ビジネス用語や日本のマナーはとても素敵ですし、
場面をわきまえて大切に使う必要があると思います。
でも、熱意を持って本音を伝える時に、自分のしっくりこない言葉を使ったり、
親しみを込めて接したいと、強く感じている人に対して、
固い言葉を用いることで線引きをしてしまったり…
それってなんだか、少しだけさみしいような。

伝える、って
本当に難しいことだと
思うんです。

でも、伝えたいって思った人へ、伝えられたい人の気持ちになって言葉を選んで、
すくって紡ぐことは、とってもあたたかいことなんじゃないかなって。
伝え方に厳密な正解も不正解もないですが、そんな風に思ったりします。

ハート

ありのままの自分でいること、
伝えたいことを大切にして言葉を選ぶこと、
それを重ねてきっと、
また新しい春が来るんでしょう。

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