株式会社あいうえるが運営する美容・健康サプリメント専門通信販売公式サイトです。

2021年7月号

涼をたしなむ。夏をたのしむ。

夏が来れば思い出す~♪

夏まっさかり、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
夏の記憶と言えば、皆さんは何を思い出しますか?
わたしの場合ひとつあるのが、子どもの頃の朝のラジオ体操の風景です。

夏休みの早朝に公園に集まって、眠たい目をこすりながら、みんなでラジオ体操。
終わったらカードにスタンプを押してもらって、スタンプが貯まると確か鉛筆がもらえました。
だから夏休みと言っても、毎日けっこう早起きしてたんですね。
でもあの記憶の中の真夏の公園は、早朝のせいかとっても涼しかったという印象があります。
空気も何だか澄んでいたような…。
クーラーなんてまだ家になかったし、扇風機だけで過ごした夏なのに、
わたしの記憶の中でマイナス5℃くらいでしょうか。

夏の朝のラジオ体操は、今もやっているところもあると思うのですが、
おもしろいのがご当地方言ラジオ体操。

以前、宮古島に旅行した時、朝のカーラジオからラジオ体操第一が流れてきましたが、
それが宮古島の方言だったのです。
南国風で、のんびりした何とも味のあるラジオ体操で、友人と車の中で大笑いしました。
調べてみると、日本各地の方言バージョンのラジオ体操は、2010年前後からつくられはじめたそうで、
ご当地の楽器などを用い、様々なラジオ体操があるそうですよ。

でもこのラジオ体操、子どもの頃は何も考えずにやっていましたが、
先日久しぶりに最初から最後までちゃんとやってみたんです。
ふだん使わない筋や筋肉がけっこう刺激されましたが、
その分、自分の体の固さをしみじみと実感しました(笑)

実は考案したのが、ベルリンオリンピックに出場した選手の方だそうで、
ラジオ体操と言えどもなかなかあなどれません。
皆さんも昔を思い出して、一度じっくりやってみられてはいかがでしょうか。

ラムネ

夏の音色、夏の風。

いつの頃からかクーラーが普及し、
真夏は部屋を閉めきって過ごすことが多くなったと思いますが、
日本には、暑さを凌いで涼しく過ごす工夫がいろいろとありますよね。

そのひとつ、風鈴。あの何とも涼やかな音色は、
こころにそよ風が吹くようで、とても心地良いものです。
ところで風鈴の効果を調べたある実験では、
あの音色を聞くと、実際に約75%の人の体温が下がったそうなんです。
なぜ下がるのかはよくわからないみたいですが、
風鈴のチリンチリンという音が私たちには涼しい音、として無意識にイメージができているために、
脳も涼しいと認識して体の表面温度が下がるのだとか。

ということは、風鈴を知らない人は涼しくないのでしょうか。

風鈴を知らない外国の方に行った実験では、風鈴の音を聞いても涼しいと感じることができず、
体の表面温度は下がらなかったと言います。
さらに、風鈴の音に馴染みがない日本の若い人も下がらなかったというから、
人間のイメージする力ってすごいですよね。
ていうか、なんて人間はだまされやすいのでしょうか(笑)

また、風鈴の音色には、リラックス効果もあるそうです。
小川のせせらぎや小鳥のさえずり、波の音、虫の鳴き声などと同じで、
リラックスしている時の脳波を誘発すると言われているのです。

プールから帰った夏の午後、風鈴の音を聞きながら畳に寝転んでいると、
知らない間に眠っている…。そんな安らかな夏休みを思い出します。

ところで「昼寝」は、夏の季語ってご存じでしたか。
かの夏目漱石もこんな句を詠んでいます。

楽寝昼寝われは物草太郎なり

でも昼寝は、せいぜい15~20分程度にしておくのがいいそうですよ。
眠りはじめの20~30分で深い眠りに入ってしまいますので、
昼間に眠ってしまうと夜に眠れなくなってしまうことも。
目をつむって楽にしているだけでもいいそうなので、疲れやすい夏の午後にお試しください。

風鈴

おいしい夏をいただきます。

夏はさっぱりとした食べものが好まれます。

冷やしうどんや冷やし中華、冷製パスタなどなど、
「冷」の文字がついたメニューに心がそそられやすいですが、皆さんはいかがですか。

キュウリをはじめとした夏野菜は、体を「冷やす」性質があると言われていますが、
夏を元気に乗りきるためには、あまり体は冷やしたくないですよね。
逆に夏こそ、体を温める性質があるショウガなんかをうまく取り入れるといいのかもしれません。

ところでショウガと言えば、冷やし飴。
水飴を湯で溶き、ショウガの搾り汁を加えて冷やした飲みものなのですが、
このあいだ東京の人と話していて驚いたのが、冷やし飴を知らなかったこと。
関西生まれのわたしの幼少の頃は、ラムネとともにこの冷やし飴が、
夏の飲みものの定番として売られていた記憶があります。
アイスキャンデーにも冷やし飴がありました。
でもあのショウガの独特の辛味が苦手で、
なんで大人は、こんなものをおいしそうに飲んでいるのだろうと不思議でした。

この冷やし飴、その存在は関西と中国・四国の一部以外ではあまり知られていないそうで、
だから東京の知り合いは知らなかったんだと納得しました。
でも子どもの頃、ぜんぜんおいしくなかった冷やし飴ですが、
大人になったわたしには、さわやかな香りと味わい、
そしてちょっちスパイシーな風味が、なんか体に良さそうで、夏になると時々飲んでいます。

そうそう、この原稿を書いている時に知ったのですが、
かき氷など、すごく冷たいものを食べた時に、頭がキーンとすることってありますよね。
あれを医学的な正式名称で、「アイスクリーム頭痛」って言うらしいのですよ(笑)

かき氷を食べて、冷たすぎると脳は刺激を痛みとして感じるらしいのですが、
これも夏の風物詩?と言えるのかもしれません。

夏は、日差しとか気温とか蝉の声とか、五感で強く感じるもので溢れているからでしょうか、
心に焼き付いている思い出や風景が他の季節に比べて多いような気がします。
今年もそんな心に残ることやものと出会えるといいな、なんて思いながら、
とにかく周りの人も涼しくするくらいの涼しい顔をして、暑さを乗りきりたいわたしでした。

かき氷

いただきます。 ごちそうさま。

ほかの国にはない日本だけのことば。

わたしは今まで、何回このことばを
言ってきたのでしょうか。

思えばこのことばを毎日毎日、
言えるということは、しあわせです。

ふだん忘れがちなそんなしあわせを
じっくりよく噛んで味わいたい。

と言いつつも、ついついがっつり
ほおばってしまうわたしですが(笑)。

さぁ、今日も朝から、いっただきまーす。

朝ごはん

ときを忘れて遊んだ
子どもだったころ、
遊んでいることすら
忘れているくらい、
夢中で遊んでいたころ。

遊びとは、気晴らしとか
娯楽とか趣味という
ことじゃなく、
生きていること
そのものだったころ。

遊びをせむとや生まれけむ
戯れせむとや生まれけむ

そんな歌をふとおもいだし、
空を見上げると
おでかけ遊ばせと
まだまだ遊びたりないわたしに
雲が言うのでした。

逆上がり

じぶんらしさを見つけたと思ったら、
それは背伸びしたじぶんだったり、
こうあるべきと思うじぶんだったり…。

無理をしないじぶん、
自然体のじぶん、
ありのままのじぶん。

それは意外とそばにいるひとのほうが
ほんとうにじぶんらしいわたしを
よく知っていたりします。

そんなじぶんを大切にすることは、
そばにいるひとを大切にすること
でもあるよなぁと、
そんなこと考えているうちに
さて、いよいよ春です。

ヒア カムズ ザ サン、ルルルル♪
木漏れ日がそよぐように
じぶんらしく、春らしく…。

桜の木

あの人といっしょにいるのが、なんかいい。

ひとりで過ごす時間が、なんかいい。

おでかけの予定を考えるのが、なんかいい。

街で見つけた靴が、なんかいい。

ふと見上げた空が、なんかいい。

窓をあけた時の風の匂いが、なんかいい。

「なんかいい」を言葉にしてしまったり、
「だからいい」と考えてしまったりすると、
「なんかいい」が逃げてしまう。

そんな、なんかいいに、
これからもどれだけ出会えるのでしょうか。
心のおもむくままに、私のおもむくままに。

海からの風
< いいな日和の記事一覧に戻る
PAGE TOP