まずはじめに、私とデザインのあゆみについて少しお話したいと思います。
幼稚園の頃から絵を描いたりすることが好きだったのですが
（落書きをいっぱいして叱られたことは、今となっては良い思い出です。
どこに落書きをしたかは…言えません＾＾；）、
中学の頃に描いた自画像がコンクールでちょっとした賞をもらったことで、
親を含めた周りの人たちが笑顔で喜んでくれたことや自分自身も嬉しかったことが、
今振り返ってみるとデザインの道を目指すきっかけになった出来事だったように思います。

それからデザイン科がある高校へ進み、
工業デザインやインテリアなど、幅広くデザインというものを学びました。
その3年間で出会ったのが、グラフィックデザインでした。

グラフィックデザインをやっていきたいと印刷会社を経て、
版下（版のもと）をつくる専門の会社へ移り、
その会社がデザイン制作もしていくことになり、
社会に出てから約12年、ようやくデザインを任されることになったのです。
初めて手がけたマンションのパンフレットは、今でも見返したりします。

で、そこからいくつかの制作会社を経て、
印刷会社でデザイン制作を任されている時期に、
今のあいうえるの社長との出逢いがありました。
そこでは今までやってきたことが良い意味で覆させられます。

それまで携わってきたものと言えば、
つくり手側として何かこうクライアントに対して「あってる？あってない？」
という具合にの正解を求めてたり（今でもたまにそんな時もありますが＾＾；）とか、
売り手側の「こうして欲しい」とかの一方通行が多く見られた光景なのですが、
そこにはそんな世界はいっさいなかったのです。

当時の私には衝撃的でした。うまく言えませんが、
読み手側やお客さん目線、仲間の想い、
「どう感じるか」や「どう思うか」でしか物事を想っていないというか、
完成までの時間というか過程や会話を大切にする。
それでいて個性や世界観をも尊重してくれる存在に出逢った私は幸せ者です。

そんな出逢いから約20年の時を重ねていって、
ほんと幸せなことに今現在、私自身にもあいうえるでの役割がここにあります。

～お客さんが私たちを楽しむを、私たちも楽しむ～

私のあいうえるでの役割は、イロトカタチ、そして空間で、人と人をつなげる架け橋をつくること。
仲間たちの想いやお客さんに寄り添った表現をすること。
特にこのいいな日和では、あたたかくてやさし～く、ほっこり笑顔になれる空気感を大切に、
それぞれのコーナーを担当している仲間の人となりが、
少～しでも垣間見えるような表現をしていきますので、
これからも毎月、楽しんでいただければ幸いです。

最後に皆さんが、ゆったりとした心持ちのひととき、となれますように☆