2022年1月号
からだ、よろこぶ、おいしく、いただく
こんにちは、日野わかなです。
さて皆さんは、今日何を食べましたか?
元気の源は、食べること。
美味しく食べるのなら、なお一層いい。
私の場合、特に朝ごはんが美味しく食べられることが、
健康のバロメーターになっています。
以前にも書きましたが、Youare what you eat. ~あなたは、あなたが食べたものでできている、
とよく言われますが、約60兆個の細胞が生まれ変わりながら生きている私たちは、
食べたものが半年後、1年後、そして10年後にでてくるものだそう。
まぁ、私はそんな先のことを考えて食べているわけでもないですが、
やっぱり毎日の食事の積み重ねが、元気の積み重ねでもあるのですね。
ところで「食事」と言いましたが、ある料理家の本に、食事というのは食べることだけじゃなく、
買い物をして、仕込みをして、料理をして、食べて、後片付けをしてという、
すべての過程を食事というのだとありました。
自分のためや誰かのためにごはんをつくるというのは、
自分や誰かをおもいやり、元気にすることなんだなぁとあらためて思いました。
やっぱり食事は、そういった側面からも大切な「事」なのですね。
私は先日、さんまを食べましたが、今年はなかなか獲れないらしく、
高価な魚になっていますが奮発して買いました(笑)
皆さんは、「はしりもの」「さかりもの」「なごりもの」って聞いたことはありますでしょうか。
日本の「旬」には、収穫の時期を追って分けられた3つの旬味があります。
はしりものは、初カツオや新茶など、はじめて出回った旬のもの。
さかりものは、旬のもののいちばん美味しい盛りのこと。
なごりものは、名残惜しいけど、
来年もまた食べられますようにという想いとともに食べる旬の終わり頃のもの。
このように食べ物への感謝の想いをこめて、旬の美味しさを3つに分けて楽しむという、
日本特有の感性はすばらしいですよね。
季節ごとに、体が求める食材を美味しくいただくありがたさ。
でも栄養を考えた食事や体にいい食材を選ぶことは大切ですが、
その日、食べたいものを美味しく食べることも、きっと心の栄養になるのだと私は思うのです。
おなかがぺこぺこになると、グーグーと音を立てる私は、
相変わらず何を食べても美味しいのですが(笑)それも元気のバロメーター。
皆さんも、おなか鳴っていますか?