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2022年8月号

時を磨くもの。

こんにちは、日野わかなです。
さて、皆さんには日々を彩る楽しみや趣味、習慣はありますか?
私の場合は、その一つに音楽があります。
年を重ねるごとに、色褪せる思い出や忘れていく出来事はたくさんありますよね。
でも、何かこころの中にふんわりと残っている記憶の場所や時間もたくさんあります。
私は、好きな音楽が目印になって、いろんな場面を思い出したりします。

小学校の頃、庭に育ったヘチマたち、それを母が収穫している風景。
そのBGMはカーペンターズだったり、受験勉強で夜遅くまで頑張っていた真冬のロックは、
真夜中の静けさと部屋の匂いとセットで思い出します。
また夜、山頂へのデートの帰り道、車の中でずっと二人で聴いていたJ-POP…。
今でもそれらの音楽を聴くと、当時の心情をありありと思い出します。

今までの人生を、どれほど音楽がサポートしてくれているのでしょう。
それはいつまで経っても、かけがえのない時を磨き続けてくれています。
形はないけど、確かにあるもの。
音楽って、私にとってはちょっと魔法のような気がします。

ところで最近、私はテレビで「新日本紀行」という番組をよく観ています。
これは昭和40年代から50年代にやっていた番組で、今、リバイバルとして放送されているのですが、
私の両親がこの番組が好きで、当時私も一緒に観ていました。
全国のいろんな場所を訪れ、そこに生きるいろんな人の生活が紹介され、
子供ながらに、へぇ〜こんな所もあるんだ、
行ってみたいなぁ〜とか、思っていた覚えがあります。

今やっている番組では、最後に当時の場所を訪れ、
昔、紹介されていた人や場所の今が映し出されます。
そこには、40年前くらいから変わっていない場所や、当時は仕事を始めたばっかりの人が、
今は年を重ねて長になっていたり、場所も人もすっかり変わってしまった様子などが映し出されます。
そのワープ感というか、時空を超えた感がすごく不思議で、
人の人生なのに自分の人生のように感じて、何だか胸が締めつけられるけど、
うれしいというよくわからない感情が湧き、とても幸せな気分になるのです。

やっぱり人生で大切なものは、音楽もそうですけど、
幸せとか、愛とか、形はないけど、
確かにあるものなんだなぁ〜とあらためて思う、とある夏の日でした。

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