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2023年8月号

夏の花火と神様と。〜 天神祭のお話

あいうえるのそばには、大阪の人たちが親しみを込めて、
「天満の天神さん」と呼ぶ大阪天満宮があります。

毎年初めのご祈祷や節目節日のお参りなど、
事あるごとにあいうえるやその仲間たちと深く関わっている神社です。

ここには、学問の神様と崇められている菅原道真公が、天神様として祀られています。
大宰府で道真公が亡くなった約50年後、ここに一夜にして生えた七本の松が梢を光らせ、
それを聞いた第62代天皇・村上天皇が、社を建て道真公の御霊を祀ったことが、
大阪天満宮の起源だそうです。

そして、毎年行われるのが天神祭。
菅原道真の霊を鎮めるための祭りとして、その起源は古く、平安時代後期の951年にまで遡るようで、
日本三大祭(あとふたつは京都の祇園祭、東京の神田祭)のひとつとしても有名です。

お祭りとしては、7月24日が宵宮、25日が本宮ですが、
6月の下旬から様々な行事は始まりますから、
1ヵ月近くも続く神事になるのですよ。

夏の花火と神様と。〜 天神祭のお話

天神祭は、菅原道真公の御神霊に大阪の街の繁栄ぶりを見ていただき、
今後のさらなる繁栄を祈願するための祭りです。
やはりクライマックスは、7月25日に行われる本宮の陸渡御・船渡御・奉納花火大会。

御神霊を御鳳輩(ごほうれん)という鳳凰飾りのある御神輿にお移しし、
その御神輿を陸を歩いて、近くを流れる大川の川岸までお送りする神事を「陸渡御(りくとぎょ)」と言い、
川岸から船で御神輿をお渡しする神事が「船渡御(ふなとぎょ)」です。

夕暮れ時、船渡御が出発して100隻もの船が川に浮かびます。

夏の花火と神様と。〜 天神祭のお話

しばらくすると奉納花火が始まります。
そして19時頃から約4、5000発の花火が奉納されます。

実はこの花火は、神様にご覧になっていただくためのもの。
菅原道真公の御神霊に、「みんなの元気な姿や賑わう街を見てください」
という思いとともに打ち上げられます。

その間、約7kmのコースを2、3時間かけて、100隻もの船団は上流と下流に向かって行き交い、
船がすれ違う際に、掛け声と手拍子を組み合わせた「大阪締め」という手拍子を交わし合います。
それは大阪だけの独特の手拍子なのです。

「打ちまーしょ!」の掛け声の後に、”パンパン”と2回拍手。
次に「もひとつせぇー!」で、”パンパン”。
最後に「いおう(祝う)てさんどぉー(三度)」の掛け声の後に、”パパン、パン”と叩きます。

そんな風に夏のお祭りの夜は過ぎていきます。
あいうえるではこれまで毎年、神様に元気な姿を見てもらっています。
コロナ禍で奉納花火は中止になっていましたが、今年は久しぶりの開催。
神様、今年もみんな元気ですよー!!

夏の花火と神様と。〜 天神祭のお話
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