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2023年10月号

こころ、風に吹かれて。

嬉しがったり、喜んだり、萌えたり、跳ねたり、弾んだり、
はたまた温まったり、洗われたり、打たれたり、晴れたり、
そして奪われたり、尽くしたり、配られたり、騒いだり
こころに関する動詞はたくさんあります。
不思議なもので、からだはじっとしていても、こころっていつも動いている。
その姿形は見えないけど、不思議なものですよね。

八風吹不動天辺月
これは禅語で「はっぷうふけどもどうぜず、てんぺんのつき」と読みます。
いろんな言葉やさまざまな状況で、人のこころというのはいつも揺さぶられてしまう。
そのような外からの声を風に見立てて、
例えどんな風が吹いても動じないこころを尊ぽう、天上の月は揺るぎもせずに輝いている、
というような意味だそうです。

なるほど、いい言葉ですが、そうは言ってもなかなかできるものじゃないですよね。
確かに夜空に焼々と冴わたるお月さまを眺めていると、
こころも少しですが落ち着いてくるような感じがします。

且緩緩
これも禅語で「しゃかんかん」と読みます。
矢継ぎ早に質間をする修行者に対して、
「急がずにゆっくりなさい」
と師匠が放ったひと言だそうです。

言葉の響きがおまじないみたいでいいと思いませんか。
風に動じないのも立派かもしれませんが、
ちょっとゆらゆら揺れながら、風に吹かれて自分らしくゆったりと歩んでいる方が
自分にはふさわしいような気もします。

皆さんはいかがですか。

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