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2023年12月号

夢が佇む、あの時、あの場所。

こんにちは、日野わかなです。
人は夢があるから生きていける、なんてよく耳にしますが、皆さんの夢って何ですか。
私の場合は、何かになりたいとか、どこかに住みたいとかではなく、
夢の時間と場所に行ってみたい、というのがあります。

それは映画の舞台。

私は昔、映画がとっても好きでいろんなものを観てきました。
中学、高校で何百本という映画を観たのですが、その中でも特に好きな3本があります。

古すぎてちょっと恥ずかしいのですが、ひとつ目は、「小さな恋のメロディ」。
ロンドンの下町で暮らす少女と、ちょっと気の弱い少年との恋の物語。
その映し出される街と、バックに流れる曲がすごく好きで、この歳まで何度も観ました。

そして、「太陽がいっぱい」。
これはフランス映画で、地中海を舞台としたラブ&サスペンスです。
私と同年代の方は音楽を知っているかも知れませんが、その映像がすごく綺麗で、
デジタル化してしまった今、フィルムでしか表現できない美しさが感動的です。

そして最後に、「冒険者たち」。
これもフランス映画で、3人の若者たちの夢と野望が破れる青春ドラマです。
海の中に建つお城で繰り広げられるラストシーンは圧巻でした。
これも地中海の美しさと音楽の優しさが際立った作品で何度も観ています。

その3作品に映し出されていたロンドンの下町のパブ、曇り空のパリ、青く殴む地中海。
その時でしか映せなかった光や空気が溢れた時と場所に行ってみたいと、ずうっと思っていました。

調べてみると、それぞれ今もそのシーンの場所は残っているそうですが、
でもいざ行ってみたとすると、今までの心に残っているあの光や空気が消えてなくなってしまうようで、躊躇してしまうのも事実。

歳を重ねていくにつれ、宝物のような思い出はますます輝いてくるように思います。
行けそうで行けない。届きそうで届かない。
そんな心に刻まれた風景は、時空を超えた私の宝物なのかも知れません。

夢が佇む、あの時、あの場所。
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