こんにちは、デザイン担当の畑です。
いつもデザインをする上で心がけていることがあります。
それは『あたたかいデザイン』というものです。
私にとっての『あたたかいデザイン』とは、
「ひと」と「ひと」が心を通わせることを表現することです。
そんなあたたかいデザインの中でも、特に大切にしているのが色です。

この世界には、いろんな色があふれていますが、
人の感情や気分は、色に大きく影響されているそうですね。
黄色は人を明るい気分にするとか、
観葉植物、山や森の風景などの緑色を見ると人はリラックスすると言われています。

春まではもう少しですが、
たとえば赤色は、暖色の代表的な色であたたかいイメ ージがありますよね。
ある実験で、赤に囲まれた部屋にいると、
体感温度が2~3℃上がったということもあったそうです。
どうやら暖色と寒色とでは、心理的な温度差があるようです。

さらに、同じカレーをそれぞれ10色のテーブルクロスの上に置き、
どの色が一番おいしそうに見えるか実験してみると、
美味しそうと答えた人が多かったのは、
赤色や黄色、オレンジ色だったそうです。
これは暖色系の色には、「温かさ」や「興奮」といったイメージがあり、
食欲も増進されると考えられているそうです。

私の場合の好きな色は、日本の伝統色というもので、
ちょっと渋めで奥ゆかしさがあるような色です。
色の名前も”とびいろ”、や”もえぎ”など、その名前のセンスも好きです。
このいいな日和も、色のベースは日本の伝統色なのかもしれません。

しかし面白いもので娘の描く絵を見ていると、使う色に性格が出ているなぁと思います。
娘に好きな色は何色なの？と聞いてみると、
「やさしい水色」という答えがかえってきました。
またそのわけを聞いてみると、
空や海みたいにさわやかですがすがしく感じられるからだそうです。
正義感が強く、お友達にやさしい性格の彼女らしいなぁ～と思いました。

そんなふうに、色について子供と話している時間は、
それは言葉に表せないしあわせ色です。
そんな時間を大切に、これからも色にこだわって、
いろんなものをデザインしていきたいと思っています。