こんにちは、日野わかなです。
日に日に陽差しが柔らかくなってきましたが、皆さんいかがお過ごしですか。
年齢とともに過ぎ去っていく日々が早いような気がするのは私だけでしょうか。
ところで皆さんは、どんな大切な思い出がありますか。
大切な人との時間はもちろん、場所や食べ物、贈り物、写真、手紙などなど、
いろんなものがあって、そこにはいろんな物語があるのだと思います。

ある学者さんによると、
「過去を回想している時に働く脳の領域が、未来を想像する時に働く脳の領域と一緒」
ということを話しています。
いい思い出や幸せな思い出は、人を心地よくするのはもちろん、
まだ見ぬ未来へのワクワク感を生み出すことと同じなのでしょうか。

私の場合は、好きな音楽がキーになることが多いような気がします。
心に残る歌はたくさんありますが、何年も聴いていなくて、
昔好きだった曲が不意にFMなんかでかかると、一気にその頃に戻るような感覚があります。
そこからいろんな情景や感情がよみがえり、
何だかあたたかいお風呂に浸かっているような幸せな気持ちになります。
でもそれは、母が庭で洗濯物を干しているような、何気ないシーンなんですよね。
その時にその曲が鳴っていたのでしょうか。
音とか、そして匂いというのは、記憶と深くつながっています。
実際には歩かないけど、そんな心の中での幸せのお散歩が私は好きです。
人の心って面白いですよね。

喜んで行ない、
そして行ったことを喜べる人は
幸福である。

これは、かのゲーテの言葉。
ワクワクした気持ちで誰かにプレゼントする時のように、
そして贈って喜んでもらえた時の嬉しい気持ち。
喜びってなぜか新しい喜びを生んでいくものなのですね。
ちなみに「喜」の由来は、鼓を打って神様を楽しませる意味からきているそう。
人々が飲んで食べて歌っている情景が浮かびます。
そんな喜び溢れる今日を積み重ねていきたい、そんな私の今日この頃でございます。